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川村代表の前職は、建設とはかけ離れた運送会社でした。「前職は運送会社に少し勤めて、それから土木の仕事に入りました」と話す川村代表。建設業への転身は、最初から計画していたわけではなかったといいます。
「なんででしょう?まあ、ものを作るのが楽しかった」という一言に、そのきっかけが凝縮されています。土木との出会いはたまたまだったと言いながらも、「たまたまそこからはまっていった」という言葉からは、現場で手ごたえを感じ、自然とこの世界に引き込まれていった様子がうかがえます。
中小建設業においても「気がついたらこの道に入っていた」というキャリアを持つ方は少なくありません。川村代表もまさにそのひとりでした。法人化してから10年以上が経ち、今では高知市の公共工事を中心に、外構工事や個人向け施工まで幅広く対応しています。
仕事の魅力についても正直に語ってくれました。「道路でも外構工事でもそうですけど、出来上がったとき、達成感を感じられるんです」完成した瞬間にしか味わえない、ものづくりの本当の喜び。その達成感こそが、川村代表をこの仕事に惹きつけている理由なのかもしれません。
御社の強みは何ですか?と聞かれると、川村代表はこう答えました。「丁寧で確実に施工することですかね」
「それはいつも心がけています」という言葉通り、SERA建設の仕事ぶりの根幹にあるのは、この一貫した姿勢です。公共工事は高知市から、個人向けの外構工事は協力会社からの紹介で受注しており、特別な営業活動はほとんど行っていません。実績と信頼の積み重ねが、自然と仕事につながっている構図です。
また、資格取得にかかる費用は会社が全額負担しています。「業務に必要なものはいろいろ会社負担で出します」とのことで、スキルアップを目指す方にとっては心強い環境です。未経験で入社した場合も、現場リーダーが直接指導にあたるため、着実に技術を身につけることができます。
現在、SERA建設は5名体制で現場を動かしています。これまでは紹介経由での採用が中心でしたが、今まさに新しい仲間を積極的に募集しているところです。ハローワークをはじめ複数の媒体に求人を掲載しており、間口は広く開かれています。
現在のメンバーは40代から60代が中心ですが、川村代表が今とくに歓迎しているのが、20代・30代の若い世代です。
「20代でも30代でも、やる気のある素直な方だったらいいですね」という言葉が、求める人物像をシンプルに表しています。経験は不問で、「やる気さえあればすぐ覚えられる」と川村代表は言い切ります。現場リーダーがしっかりサポートする体制があるため、未経験からでも着実にスキルを積み上げることができます。
職場の雰囲気についても「ギスギスとかは特にないですね、和気あいあいとやっています」と川村代表。「未経験でも馴染めますか?」という問いにも「それは大丈夫だと思います」と即答してくれました。新しい環境への不安を感じている方にとっても、飛び込みやすい職場です。
「今後どんな会社にしていきたいですか?」という問いに、川村代表は少し間を置きながらも、着実なビジョンを語ってくれました。
現在は5名体制ですが、まず1年以内に2名を採用し、最終的には7〜10名規模にまで拡大して受注量を増やしていきたいとのことです。それぞれが役割を持ち、全員が自分の仕事を持てるチームを目指しているといいます。
中小建設業にとって、組織化は大きな壁です。現場と経営を同時にこなしながら、採用・育成・仕組みづくりを進める必要があります。川村代表がそれを意識し始めているという事実は、会社が次のステージへ踏み出そうとしているサインでもあります。
一つひとつの現場に誠実に向き合い、地域の道路や外構を丁寧に整え続けてきた10年。次の10年に向けて、仲間を増やしながら着実に歩もうとする川村代表の姿がそこにありました。
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「建設円陣PLUS編集部」は、建設業界に特化したプラットフォーム「建設円陣」を運営する株式会社エンジョイワークスの編集チームです。中小建設業の経営・人材・現場課題を、国土交通省・厚生労働省、業界専門紙や公的機関の情報をもとに解説します。
取材を通じて感じたのは、川村代表の「丁寧に、確実に」という言葉の重さでした。多くを語らないからこそ、その言葉にリアルな説得力があります。現場を愛し、仲間を大切にする姿勢が伝わる取材でした。